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Ruby 基礎 ~ 真偽値・条件分岐・演算子について ~

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こんにちは!

今回は Rubyにおける真偽値・条件分岐・演算子 についてまとめました。これらはプログラムの中で論理的な判断を行い、処理を制御するために欠かせない要素です。

真偽値 (Boolean)とは?

基礎説明

真偽値 とは、プログラムにおいて「真 (true)」または「偽 (false)」を表すデータ型のことです。Rubyでは、次の2つの値が特別な真偽値として扱われます。

  • true :真を表します。
  • false :偽を表します。

さらに、Rubyでは nil も偽として扱われます。これ以外のすべての値 (空文字や数値の 0 など)は、真として評価されます。

puts true   #=> true
puts false  #=> false
puts nil    #=> nilfalse として扱われる
応用例

真偽値は、条件式の中で使われることが多いです。例えば、特定の条件が満たされたかどうかを判定するために使います。

temperature = 30

if temperature > 25
  puts "It's hot outside!"
else
  puts "It's not too hot."
end

この例では、温度が25度を超えるかどうかを確認し、結果に応じたメッセージを表示しています。真偽値の評価を通じて、プログラムの動作を制御しています。

条件分岐 (if文・unless文・三項演算子)

基礎説明

プログラムでは、特定の条件に基づいて異なる処理を実行したい場合があります。これを実現するのが 条件分岐 です。

if文

最も基本的な条件分岐は if 文です。if に続く条件が であれば、その後に書かれた処理が実行されます。

age = 18

if age >= 18
  puts "You are an adult."
else
  puts "You are not an adult."
end
応用例

複数の条件を判定する場合は、elsif を使います。

score = 85

if score >= 90
  puts "Excellent!"
elsif score >= 70
  puts "Good job!"
else
  puts "Keep trying!"
end

この例では、スコアに基づいて異なるメッセージが表示されます。複数の条件を柔軟に扱うことができるのが if 文の利点です。

unless文

if 文の逆として、 unless 文があります。これは条件が である場合に処理を実行します。

age = 16

unless age >= 18
  puts "You are not an adult."
end
応用例

unless 文を使うと、条件が満たされていない場合の処理を簡潔に書けます。

三項演算子

三項演算子を使うと、簡潔な条件分岐が可能です。ifelse を1行で書けます。

age = 20
message = age >= 18 ? "Adult" : "Minor"
puts message  #=> Adult

このように、三項演算子は短くシンプルな条件分岐に適しています。

演算子

基礎説明

Rubyには、値を比較するための 比較演算子 があります。これらは真偽値を返します。

演算子

説明

==

等しい

5 == 5 は true

!=

等しくない

5 != 3 は true

>

大きい

5 > 3 は true

<

小さい

3 < 5 は true

>=

大きいか等しい

5 >= 5 は true

<=

小さいか等しい

3 <= 5 は true

これらの演算子を使うことで、条件式の中で値を比較することができます。

a = 10
b = 20

if a < b
  puts "a is less than b"
end
応用例

論理演算子は、複数の条件を組み合わせるために使います。

演算子

説明

&&

すべての条件が真

true && false は false

!

真偽を反転

!true は false

age = 25
gender = 'male'

if age >= 18 && gender == 'male'
  puts "You are an adult male."
end

この例では、年齢と性別の両方が条件を満たす場合にメッセージを表示しています。

代入演算子

代入演算子は、変数に値を代入するために使います。基本的な代入は = ですが、他にも以下のような 複合代入演算子 があります。

演算子

説明

+=

加算して代入

x += 1

-=

減算して代入

x -= 1

*=

乗算して代入

x *= 2

/=

除算して代入

x /= 2

%=

剰余を求めて代入

x %= 3

x = 10
x += 5
puts x  #=> 15
応用例

演算子の優先順位も重要です。複数の演算子を組み合わせた場合、どの演算子が先に評価されるかが決まっています。

result = 2 + 3 * 4
puts result  #=> 14  (3 * 4 が先に計算される)

result = (2 + 3) * 4
puts result  #=> 20  (2 + 3 が先に計算される)

演算子の優先順位を理解することで、より意図した通りにプログラムを動作させることができます。

まとめ

今回のブログ記事では、Rubyにおける真偽値、条件分岐、そして演算子について学びました。これらはプログラムを作成する上で非常に重要な要素であり、これを使いこなすことでプログラムの流れを柔軟に制御することができます。

  • 真偽値とは truefalse のデータ型で、条件分岐に利用されます。
  • 条件分岐ifelsifelseunless、三項演算子を使って処理の流れを分岐させます。
  • 演算子は値を比較したり、論理的な条件を組み合わせたりするために使います。